ShopifyのAmazon・楽天・eBay連携で越境。中古商品も!導入事例とともにご紹介

by Marina Fujihara

今、Shopifyで新規事業を検討しているそこのあなた!楽天・Amazon・eBayでの販売に加えてShopifyを検討しているあなた!!Shopifyに加えて国外向けモール販売も考え始めているあなた!!!

この記事では、eBay連携、楽天連携、Amazon連携のようなShopifyと海外向けモールのストア連携について、GO RIDEが実際に行った導入事例ストーリーを踏まえてご紹介します。楽天市場に関しては、ネイティブで連携可能なアプリが今年5月に発表されたばかりです。

eBayは、中古商品であっても越境で販売可能なプラットフォームのひとつ。弊社事例では、日本からアメリカに対して越境で販売を行っているGOLF Partnerさんとともに、在庫一元管理ツールを導入した際のストーリーをご紹介します。

1.なぜやるのか?

Shopifyの自社ストアとモール型ストアのように、国外向けECにおいても複数のプラットフォームでの展開を考えておられる事業者さんは少なくないと思います。国内で有力な楽天やAmazonに加え、海外ではeBayやEtsyが広く利用されているモールです。

そんなとき、複数店舗の商品管理・在庫管理をどう効率化するか。これが一番のキーになってくる点ですよね。

そして!ご心配はいりません。ShopifyをeBay連携、楽天連携、Amazon連携させ、商品を一元管理するツールはいくつかあります。これを導入することで、複数店舗の管理画面を行ったり来たりする手間が省かれます。

2.どうやってやるのか?

では早速、 Amazon連携・楽天連携・eBay連携、どうやるの?という本題に入りましょう!今回は、GO RIDEのクライアントであるGOLF PartnerさまのeBay連携の導入・日々の運営ストーリーとともにお届けしていきます!

Shopifyプラグイン?在庫管理ツール?

最初のステップであり、最も重要なステップがツール選定です。自身のストアや商品の特性やSKUなどを考慮した上で、ぴったりな方法を選びましょう。

まず、一番最初にチェックしておきたいのが、Shopifyでネイティブ連携できるアプリたちです。Shopifyのいいところは、他のプラットフォームとの連携がしやすいところ!Amazon、楽天、eBayに関しては、Shopify管理画面上で完結する正式な連携アプリがShopify Storeに存在します。しかし、注意するべき点が。

  • Amazonアプリはストアの住所がカナダ又はアメリカにないと利用ができない(2020年7月時点)&日本語対応なし
  • eBayアプリはShopifyのストアの住所が日本国内の場合、利用不可(現時点では、カナダ、米国などを含む5カ国でのみ利用可能)& 日本語対応なし
integration_with_shopify Shopify上で商品を管理する連携パターン

そのため、Amazon・eBayの上記アプリは日本にしか法人がない状態では残念ながら利用できないのです…。また、業務フローなどに関しても、このアプリを使うことが必ずしも最適とは言えないので、色々試してみるのもよいかもしれません。

このような注意点をクリアできれば、ネイティブ連携できるアプリの仕様が一番スムーズでしょう。しかし、そういかない場合でも、大丈夫です。Shopifyと連携可能な在庫管理ツールを利用しましょう!

integration_with_third_party 外部在庫連携ツールを利用して連携するパターン

さて、GO RIDEの事例をご紹介していきたいと思います。GO RIDEがGOLF Partnerさまのストアに連携することとなったのは、eBayストアでした。(プロジェクト詳細はこちら)このShopifyストアの住所は日本国内だったので、eBayが提供している公式連携アプリの導入はできませんでした。このとき候補となったツールが複数あったのですが、最終的に私達はSellbriteというを導入することとなりました。そのツール選定時に候補に上がっていた連携ツールたちをここでご紹介しちゃいます。

codisto_logomultiorders_logogeekseller_logotradegecko_logosellbrite_logo

以上の5つが候補として挙がっていたのですが、最終的にSellbriteに着地する理由となったのは、以下のポイントです。

信頼性の高いサービスであること
どんなサービス・アプリの選定時にも言えることですが、信頼性のあるサービスであることは一番に考慮した点でした。特に、在庫・受注の管理に関わるツールがもしダウンしてしまうなんてことは絶対にあってはならないですよね。この点でSellbriteは、GoDaddyのバックアップを得ていたたこともあり、信用性の非常に高いソフトであるというのが我々の判断でした。

情報の反映スピードが速いこと
複数チャネルで商品を掲載していて、在庫が1しかないのに2つのチャネルで商品が購入されてしまった!なんてことが起こってしまったら大惨事。特に、GOLF Partnerさんのように中古商品を扱っているストアでは、基本的に商品の在庫は1なので、このポイントも外せない要素でした。我々でテストを行ったところ、Sellbriteは特に反映スピードの速いツールの一つでした。

商品アップロードが一度で済むこと
ツールによって、商品アップロードを複数回しなければならないもの、一度だけでよいものがあります。GOLF Partnerさんに関しては、一度だけで済むものがよい!ということでしたので、これが大きな判断基準となりました。

同タイムゾーンにサポートチームの拠点があること
このプロジェクトに関して言うと、
・アメリカに対しての越境である
・GO RIDEの拠点がLAにある
ということがあったので、カリフォルニアに拠点のあるSellbriteがこの点でも優勢でした。同じタイムゾーンにサポートチームがいることでなにか困ったことがあったとき、迅速に対応してもらえる可能性が高いですよね。

いざ導入!

信用性・評価の高いツールであれば、サイト内のヘルプページなどが非常に充実していることがほとんどなので、サイトを読み込みましょう!ただ、つまづきやすいポイントも。

①英語・・・。
Shopifyアプリでもよくありますが、優秀なツールで日本語未対応のものは非常に多いです。日々の運用の部分は慣れでカバーできる部分もありますが、導入時はShopify Expertに頼ったほうが安全という場合もあるのかなと、思います。

②HTMLなどのテンプレート作成
eBayのようなモール型ストアへの商品アップロードは、そのモールの商品登録の規定等を満たす必要があり、これがなかなか複雑になることも。

GO RIDEがeBay連携ツールのSellbriteを導入した際は、Sellbriteのヘルプページが丁寧に書かれていたこともあり、特に問題もなくスムーズに作業が進みました!

商品登録&日々の更新作業

Shopifyアプリでの連携・サードパーティツールでの連携に関わらず、在庫連携をする場合の注意点は、その主となるプラットフォームのみから商品登録を行うことです!

ネイティブのShopifyアプリを使っている場合はShopify管理画面から、外部ツールをつなぎ込んでいる場合は、そのツールの管理画面からのみ、在庫を管理しましょう。

3.やってどうなったのか?

ではこのeBay連携ツールのSellbrite、実際使ってみて、どう?

日頃の運用の流れは、このようになっております。
①CSVテンプレートに商品情報を入力
②SellbriteにCSVファイルをインポート
③商品画像の入ったZipファイルもインポート
④在庫数情報の入ったCSVファイルもインポート
⑤SellbriteからShopifyとeBayに商品をアップロード
完了!!

優秀なツール!故に慣れない間は少し複雑?

SellbriteとeBayの2つのプラットフォームの在庫連携を一つの管理画面から行うことができる点は、優秀!ただ、英語の管理画面での操作や、細かなルールがあるため、GOLF Partnerさんと我々GO RIDEでコミュニケーションをとりながら日々運用をしています。
sellbrite_screenshot

トラブルもぽつぽつ発生。。

ほぼ全てが中古品のため、SKUも多く、毎日商品が出入りするGOLF Partnerさんのストア。原因不明なトラブルやシステムのバグが発生することもあります。そのたびに我々が原因を調査したり、サポートチームに英語で問い合わせて解決しています!

まとめ

これから海外でのECを始めようとしているのであれば、ぜひ自社Shopifyストアとモールの連携をおすすめします。そして、これを一元管理することで、作業効率は一気にあがります。中古商品でも問題ございません!

本記事でご紹介したように、GO RIDEは海外向けモールとShopify連携の導入実績ありでございます!お困りの際は、国外向けECが得意分野の私達にぜひ一度ご相談くださいませ。

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