Los Angelesって本当はどんなところ?在住14年のEmiが語る、LAを楽しむ生き方。

by Amelie E. Uchiike

LAと横浜を拠点に活動しているGO RIDEは、どんなカルチャーや価値観をもっているのか?働いているメンバーへのインタビューを通して、GO RIDEの過去・現在・未来をお届けするシリーズ「GO RIDE STORY」。

今回は、LAチームアカウントマネージャー兼フォトグラファー、Emiさんのストーリーです。

前回までの記事:
GO RIDE STORY Vol.1:代表はどんな人?
GO RIDE STORY Vol.2:起業からShopifyエキスパートへ
GO RIDE STORY Vol.3:LAチームにはどんな人がいるの?

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アメリカ移住。LAに住むことになった経緯

まずは、Emiさんがなぜ今LAにいらっしゃるのか、経緯に興味があります!

私がカリフォルニアに引っ越してきたのは、2006年のことで、もう14年も前になります。いつか海外に住もうとは思っていましたが、当時の私にとってロサンゼルスとは、予想外。住むことのない街だと思っていたので、人生はやっぱりとても面白いと思っています。 東京の大学で美術を専攻し、その後同じ学校の同じ学部で助手として3年間働きました。3年の契約が終わる頃、タイミングがまるで私を待っていかのように、ある人との出会いがきっかけでアメリカに引っ越すことが決まり、これも人生の流れだと、若かったのに大きな決断をしてアメリカに移住することを決めました。(グリーンカードも、弁護士を通さず自分で取りました。段階をしっかり踏めば誰でもできることなのですが、これも当時はいろいろな人から心配されたのを覚えています。笑) 思えば、アメリカに移住する決意をしてから今日までの間、いわゆる平穏な日々ばかりではありませんでしたが、自分らしい人生というものが日に日にわかっていくようで、現在の自分は 去年の自分よりわかりやすく、去年の自分はアメリカにきた頃よりとても私らしいと思います。少しわかりづらいかと思いますが、自分のことが少しずつわかってきたんだと思います。

LAに住んでみてのリアルな感想

旅行や留学と違い、移住は本当に大きな決断だったと思います!14年間、どうでしたか?

14年間はとても一言では表すことのできない、色濃く、時にデンジャラスで(笑)時に平穏なものでした。移住したての頃は、一人目の子供が産まれて間もなかったこともあり、異国での子育てに困惑し、一人殻に閉じこもってしまっていました。どうしてこんな決断をしてしまったのか、「茶色」いこんなに平坦な街で、一体自分はどうなってしまうのか。。。運転免許も持っておらず、とにかく慣れるということを意識する時間もありませんでした。アメリカでの運転免許取得プロセスは、筆記試験をパスした後、突然公道での「練習」からスタートです。LA ZOOのパーキングロットで、コヨーテに囲まれながら毎晩子供が寝た後に、マニュアルトランスミッションの車で運転の練習をしました。 車の免許をとってからは、少し心に余裕が生まれ、いよいよ慣れるということにフォーカスすることができるようになりました。でも、私のいつものやり方は、自分を強制的に動かすこと。段階を追って、とか、考えて、とか、そういうことではなくて、自分の中でその瞬間が突然やってくるんです。ある意味、自分のタイミングをよく知っているというか。。。なので、そこからは「日本語を話す新しい友人を作らないこと」を自分に強制して、まずは公園で自分と同じ環境で過ごしている人たちに接してみることに決めました。もちろん最初は慣れることなく、とにかくそこにいることしかできなかった。けれど、子供がいることでひとりぼっちではないと気が付き、その「公園デビュー」の中からも、自分と同じ趣味を持ったアーティストやミュージシャンの親たちと出会うことができたんです。それが、自分が外に出ることを強制したRewardになりました。 それでも「慣れる」ということには波があるんですね。絵を描くことも、大学時代に出会った写真も、全て忘れてしまっていました。自分が白色になってしまったというか、むしろ美術館やギャラリーに行くことも積極的に避けていました。それが、逆に自分の可能性をのちに広げてくれたのかもしれないです。自分の能力を決めない、一度白紙に戻すというのは、よっぽど大きなきっかけがないと、なかなかできないと今は思います。

殻を破る方法!人との接し方Tips

生まれ育った土地、家族や友達と離れた異国の場所で殻に閉じこもってしまう経験は結構多くの方に共感いただけるかと思います。それを自分の力で克服されたエネルギー、バイタリティー、本当に尊敬します!なにか他にもコツとかありますか?

人との接し方もですかね。アメリカって、笑っていれば自分が得をするんですね。それは男の人でも女の人でも同じ。日本でもそうでしょうね。例えば極端な話、カスタマーサービスに不満を言いたいときでも、「You saved my day.」とか言ってしまうと、みんな嬉しくなってそれ以上くれてしまうんですね。それが私の理解しているアメリカです。笑 それから、できないことは、堂々とできないと言い切ること。自分が恥ずかしいと思うことは、堂々と恥ずかしいと言い切ること。そうすることで、それが悪いという意識がなくなって、自然となんでも大丈夫になっていくんです。人との接し方もそうですが、私がアメリカに来て一番変わったことは、物事の考え方が非常に楽になったということです。モットーは、事が起きてから対処法はいくらでもあるということ。常に誠意を持って前を向いて生きていれば、砂漠の真ん中でガソリンが無くなっても慌てなくて済むようになります。笑 慌てなくて済む自分を知っていれば、事前にパニックになることも少ないですね。もちろん、心配や不安もありますし、信じられない失敗をすることもあります。笑

ロサンゼルスという街の現状

コロナパンデミックになり、度々ニュースでカリフォルニアロックダウンが報道されてましたよね。実際に今のLAの雰囲気ってどうですか?

パンデミックも長くなってきましたね。最近LAの友人と話すのは、「最後に外食(レストランの中で)したのはどのレストラン?」という話です。レストランでも、インドアは去年の3月からずっと入ることができない状態です。 ロサンゼルスには長くいるので、この街のいいところも悪いところも、だいたい見えています。友人も、ハリウッドの大金持ちからスーパーStarvingなアーティストまで様々です。人間はどこにいてもたいてい同じで、しっかりしてる人からだらしない人まで、それぞれ個性的だと思います。街は街で、今様々な問題を抱えています。コロナウイルス以前に派生したのはホームレスの激増。心苦しくなる場面も、この華やかな街の中でたくさん見かけました。人々の価値観という面では特に、日本とは比べられないくらいの多様さがあるので、その中で自分がどう生きていきたいかの選択肢が日々与えられている感じです。政治の話、日常の行動、食べるもの。。。毎日本当に色々なことについて考える事ができます。子育てもそんな中なので、比較的楽に、そして、環境にはとても恵まれてできていると思います。女の子が二人で、9才と13才なのですが、特に上の子は、私が13才の時とは本当に違います。ご縁があって私立の学校に通わせているのですが、小さくアットホームな学校なので、私もたくさん学ばせてもらっているところです。笑 子供たちには、「あなたたちって本当にラッキーなんだから、将来世の中に絶対に奉仕しなさいよ」と繰り返していますが、次に口から出てくるのはゲームやメイクの話ばかり。それでも、心が優しくて豊かに育ってくれているので、私は心強い限りです。ちなみに子供たちは去年の3月からずっとリモート授業です。おかげでオンライン周りやパソコンの知識がかなりついてきたようで、覚える速さ、行動の確実さと速さなど、ゲームも含めて毎日驚かされています。

GO RIDEとの出会い&入社してみての感想

こんなにもパワフルで経験豊富なEmiさん、GO RIDEカルチャーはどうですか?入社してみてまだ数ヶ月かと思いますが、率直な感想を教えてください。

みなさんバイリンガルですし、考え方もとてもオープンなので私にとってはとても仕事がしやすい環境です。「仕事」というよりは「チーム」の中にいるという感覚です。とにかく今は、仕事を覚えたり。スムーズに行うことを主に考えていますが、そんな中でもシンプルに楽しいと思える職場です。みなさんの個々のパーソナリティにもとても興味があるので、パンデミックが終わり、実際に皆さんに会える日を楽しみにしています。

最後に

ここには、私の14年間のLA生活の内容が、1/3も含まれていないと思います。色々とわかってきてはいるつもりですので、これから世界が落ち着いて、機会があったら、ぜひロサンゼルスでお会いしましょう。この街は、ステレオタイプに聞こえるかもしれませんが、自分の意思を強く持つことが求められる場所だと思います。右にも左にも、流れたければ流れて行ってしまうと思うんです。でも、流れられる方向が決まれば、あとはポジティブに生きていくのがコツだと思います。昨年はアメリカ市民権も取りましたので、いよいよ、この問題だらけの国で、政治の話にも積極的に参加できるような気がしています。笑

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